老いのひとこと

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体操を終え自転車に跨ろうとした矢先に後ろからお声が掛かる。

振り向けば見知らぬご婦人、銀縁メガネに白髪まじりの相応お歳を召されたお方のようです。

何分耳が不自由してますのでと近付きもう一度伺えば盛んにわたしをば褒めちぎるではないか。

どうもわたしの身のこなしが一番上手で溌溂としていたと身振りを交えとくとくと誉め言葉を並べてくださった。

大勢の中で一番気が乗ってましたよ賛辞はつづく。

照れる歳でもないのだが何んともこそばゆい限りではないか。

でも別段けなされたり嫌味を吐かれたわけでなし、又お世辞で在ったにしろ見ず知らずのお方から我が存在を認めて頂けたのだから此れ大いに喜んで然るべしではないか。

こんなことは滅多とない、本日は朝っぱらから縁起がいいぞ。