老いのひとこと

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白山さんの左義長が土曜日と重なったので予測通り

金釼宮辺りでもう渋滞の列に巻き込まれる。

クワバラクラバラと這う這うの体でハンドルを右に切って崖を下り降り旧道から北参道を目指した。

加賀百万石の風土に染まった金沢人はみなが皆、斯くもおっとりと気が長いのんびり屋さんばかりなのでしょうか。

わたしは彼らとはとてもじゃないがお付き合いしたくはない、真っ平御免だと逃げることにした。

逃げるは勝ちだとほくそ笑む。

 

しかし、反面神の習に逆らうことは神罰にも価いたそうと弱気にもなる。

 

 

本来なら拝殿にて傘寿と米寿のお祓いを願い出て然るべきなのに生憎社務所でトトラブルが発生したらしく場内放送のスピーカら場所柄を弁えず音声が鳴り響く様をみて本日は割愛いたすことにした。

殊更、家内からも異論を唱え出る仕草はなかったようだ。

どうも参拝者による雨靴の履き違いがあったらしい。

 

燃え盛る左義長の火柱に手を合わせ果てることなく湧きいずる煩悩を炎の中に焼べて昇天いたすのを見届けて参りました。

 

帰路には渋滞の帯が鶴来署辺りまで伸びているのを見て心底魂消た次第でした。