2022-10-12 老いのひとこと 畑友の出口さんから岩魚をいただいた。 6寸ばかりの上ものを数匹いただいた。 数瀬集落の真横を流れる大日川の天然ものをいただいた。 ブドウ虫で釣り上げた獲物の臓物を取り除き水洗いし冷凍保存したのだという。 新鮮さがそのまま閉じ込められる。 身が締まり独特の匂いがコツ酒に染み込み実に美味い。 この味は実に久し振りだ、自ずと菊水の頃を思い出す。 へべれけになり内川の春浅き清水に身を沈めたあの頃のことがまざまざと甦る。 今は此れまた格別の味を呑み且つ噛みしめる。 斯くなる岩魚に出逢い畑友出口さんには大いに感謝いたさねばならない。 秋の夜長を楽しむがやはり酒量が随分と遠慮がちになってしまったものだ。 最早へべれけなんてとんでもない事で御座います。