2022-10-13 老いのひとこと 農作業雑記 其の一 たった二本のオクラだが花を付け天に向かって実を結び仰山 収穫の歓びを得た。 頑強によく生育し根元の幹回りは堂々たる樹木の如し。 此の世話になった二本のオクラを成仏させ母なる大地へお返し申した。 此れまた遅蒔きの蔓なし隠元からも多くのご利益を授かり申した。 軟らかい豆を身籠る鞘丈5寸ばかりの巨大な実を連日頂戴した。 此のオクラとインゲンの和え物がわが夕餉の定番と相成った。 其の二 此の空き地に早速ながら鍬ならぬスコップの刃を立て掘り返し土塊をスコップの背にて打ち砕く。 その間幾度となく農道に仰向けにひっくり返り飛び行く秋空の雲のゆくえをぼんやり眺むる。 此の耕作地にやがて大蒜・春菊・法蓮草が地表ににょっきり芽生え挨拶してくれる日を楽しみにして待つことにしょう。