老いのひとこと

農作業雑記

其の一

入れ歯世帯にはもう沢庵ポリポリは敵わぬことは能々承知の上、今年も青首を引っこ抜き水洗いし軒下に吊るした。

身に沁み込んだ冬支度の慣わしに従い今年は10本だけに絞り込むことにした。

 

やはり冬の朝餉に糠漬けタクワンがなければ如何にも寂しかろうし生きてゆく望みを見失おうぞ。

家内が編み出した我が家独特の特製沢庵が御膳に上がるのを楽しみに待つことにしよう。

 

弟の元へ泥付き大根を5本届けた。

其の二

時期はずれ乍ら長ネギの若苗を地面に植えた。

畑地に塹壕を掘りそっと横たえワラ布団を添えてヤッタ、寒かろうに悪いことをしたものだ。

其の三

キャベツと白菜の結球も順調そうだ、ブロッコリの緑色の帽子が大分膨らんだようだ。