老いのひとこと

今日は曇り空ながらも薄っすらと柔らかい日差しがそそぐ大晦日

馬替神社の鳥居の下に佇み感謝の意を捧げる。

外回りを避けて近道を行けば窓越しに民の営みコインランドリーがいつも通り回りおる。

雪のない雪吊りも此の地の風物詩、暫し立ち止まり耳を澄ます。

光太郎の詩を声を出して詠み、ドウダンつつじ~五葉松~野村モミジ~モチノキ~サカキ~ヒサカキ~カナメモチ~レンギョ~南天~イヌ柘植~ドウダンつつじと意味もなく口遊む。

我れが考案せし物忘れ防止策と云えり、舟田氏のお顔を思い出す。

馬替集落を行けば山茶花の慎ましやかな好い香りが漂う、今日は又とない無風日和。

尾っぽこそ振らずともポチのお出向いは気持ちが好い。

角家で一青年が洗車中、「君おぼえているかい、幼い頃君はよくサッカーボールを蹴っていたね」「今もやっているかい」と声を掛ければ「小さな声ながらもハイやってます」と凛々しい眼差しが返ってきた。

 

足掛け13年4217回目の投稿を無事終える。