老いのひとこと

月初めの初っ端からけつまづいたようだ。

夕刻が近付くころ家内は様子がおかしいという。

大事を取って病院へ行くというので南ヶ丘へ連れて行ったが出迎え要請の電話がなかなか来ない。

耳が遠いので電話のベルが聞き取れなかったのであろうか、7時過ぎになって息子が突然顔を出し「お袋が入院だ」と血相を変える。

まさに青天の霹靂ビックリ仰天だ。

平静を装い息子の車で伺えばベットに伏す身ではなく立ったまま鼻から管を通し点滴中、担当の看護師からは何か急変あれば息子さんへ連絡を告げますと話される。

やはり病室への入室は敵わず廊下にて見送った。

夜中にも緊急連絡は入らず少しく安堵したが朝方電話すれば痛みが取れないという、目薬が欲しいというので届ける。

応対してくれた看護師さんは今日のCT撮影後に今後の見通しが判明するので又連絡いたしますと告げられた。

 

長引かないように快方に向かってくれるよう只祈るしかない。

 

どうもチューブを大腸まで送るらしい。

どうも事態は思わしくなさそうだ。

何としてももどかしい限りである。