老いのひとこと

2000年製の三菱MR-VJ47X-H冷蔵庫がデーンと控える。

使用年数が16年を過ぎれば何時壊れても可笑しくはない代物をば今以って平然と愛用す。

年金受給者に買い替える余力が何処に在ろうか、われらの余命と運命を共と致さざるを得ないのだ。

終日モーターがフル回転し辺りは余熱で火傷をしかねない、配電会社には恰好のお得意様だ。

特に夏場の開閉の頻度は激しい、当たり前のことながらしっかり締め忘れ無きよう細心の配慮が伴うはずだ。

ところが時折家内からカミナリが堕ちる。

特に最近はショッチュウだ余りにも頻繁過ぎる。

決して故意ではない不注意なのだが度が過ぎよう、冷蔵庫がピーピーと悲鳴を上げるが難聴者には聞こえないのだ。

緊張度を欠く注意散漫さに加えて健忘症顕著、先日も夕刻金魚の給餌に庭に出れば庭中水浸し、ヤヤー又しても仕出かし上がったわい。

早朝5時前に金魚鉢の水枯渇に気付き水道ホースを差し込んだまま夕方まで気付こうとはしなかった。

幸い蛇口を小開きしたのでお隣さんまで浸水騒ぎに至らず助かったが無用な電気代水道代金が嵩張るばかりなのだ。