老いのひとこと

家内の妹栄子の遺骨を実家の墓へ分骨いたそうと茂二郎さんは息子栄次郎と遺影を伴い来沢し一夜の宿を姉の家でとられた。

翌日は実家の仏壇に手を合わせてから熱い最中に西芳寺での分骨参りを済ませられいそいそとサンダーバードに乗り換え大阪へ帰って行かれた。

故人の生前の意向に寄り添い里帰りを叶えてやれる大変殊勝な心掛けの御方なのである。