老いのひとこと

大阪より再び朗報が入る、双子姉妹のW受賞につづいて兄のマサタカが早々と合格を射止めた。

 

時代は変わり私大合格の六割が推薦入学だという、孫は時代の波に乗り名門大阪工業大学都市デザイン科に見事合格を果たした。

バスケに熱中しながらも塾とは無縁で独り学業に勤しみ学校推薦枠を掴み取ったのだから豪いものだ。

天晴れなりデカシタぞ、よくぞして遣ったりだ。

 

取り分け其の父親は学歴社会から見捨てられながらも臥薪嘗胆し研鑽を積み挙げ今や椅子帳工の技能士としては「現代の名工」に匹敵する実力者として名声を博す存在と相成った、我が三男にすれば我が子が雪辱を果たして呉れたも同然、感無量で恐らく此の上無き悦びに浸っていることだろう。

二度あることは三度の例え通りトリプル受賞とは何んと目出度いことではないか。