独り言

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衆議院予算委員会のテレビ中継をみた。
政治主導を豪語する与党閣僚の腕の程を、ハラハラしながら視聴するもよし。
はたまた、間断なく攻撃の手を緩めることなく攻め捲くる野党陣営の毒舌にタジタジの体で防戦一方の与党陣地を、片目を手で覆いながら恐る恐る拝聴したりもした。
へたなドラマよりましであることは確かである。
先日、自民野田聖子代議士が野田首相と野田対決をしていた。
開口一番、首相に問いかけた言葉は、あなたの日本国統治の最大の眼目は何かと切り出した。
当然、震災復興原発終息、デフレ克服等々口にしたが、一国の総理として大所高所の観点から物申せば、左様なことならば普通の民ですら気付く事と切り捨てた。
国家百年の計を語らねば政治家には非ずと言わんばかりに野田聖子女史は気を吐いた。
現今の人口減少化現象に歯止めかからず、ゆくゆくは明治初期の三千万台に及ばないとも限らない危機的状況を訴えた。
女史は、少子化対策に手を (こまぬ)いている与党政権を揺さぶった。
少子化担当大臣が三か月毎に交代している笑えぬ事実を暴露し揶揄し改善を求めた。
女史の、只ならぬ見上げた達見は暴露と揶揄に終わらなかったことなのです。
信玄に塩を送った謙信の美談よろしく、野田聖子さんは、民主党政権の大目玉「子ども手当」に賛辞を送ったノダ。
一瞬我が目と耳を疑った。
さすが、かつて総理候補の第一人者でありし政治家野田聖子が本領を発揮した劇的場面の一幕であった。
日本国の将来をおもんぱかる指針は、与党も野党もない国を挙げて一丸となり目にこそ見えぬ此の国難に立ち向かわねばならない。
政界再編は夢でないかもしれない。
ひょっとしてひょっとするかもしれないぞ。
難しいことではない実に簡単明瞭、安心して子供をつくり育てることが適う日本国再建を真実願う真面目で潔癖な良識ある政治家を次の選挙で選ぼうではないか。
出来得れば、四権分立と「教育権の独立」をマニフェストに・・・
愛児との宿命の対決が政治家野田聖子の人間としてのスケールを以前に増して倍加させたのでしょう。
言いようのない、人間味あふれる度量の深さに魂消た次第。
此の思いは、わたくし一人だけだったのでしょうか。