老いぼれへぼ教師の回想記《83》

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じゃすといんたいむ
 
企業見学レポート=その3
 
1 トヨタ自動車工業株式会社(3)
 
 此処に、徹底的なムダ排除による原価低減を期するための最大の柱=「ジャストインタイム」が登場するのである。
 一台の自動車が、組み立てラインをラインオフするために必要な部品を、その必要な時に必要な量だけ生産し、各工程での在庫を最小限に留めるように配慮する。
 この事により、材料投入より車輛完成までのリードタイムを極力短縮することを狙うのである。
 また、過剰生産を防止するために、生産量が必要量に達したならば、全生産ラインを作業者自らが自らの手で停止させることが可能なるシステム=「自動化」が採用されている。
 この「自動化」と、先ほどの「ジャストインタイム」とが両両相俟って、驚異的原価低減の実績に結実した。
 更には、作業者の能力をフルに活用するための方策として、全作業者が職場の自主的運営や改善に参加できるシステムの概要について説明を受けた。