老いぼれの独り言

イメージ 1
               米国偵察衛星がキャッチしたという
               尖閣近海での中国の攻撃型原潜群
 紀行どころではない。
まったく腑に落ちない。
民衆による反日暴動に加え、習近平次期主席からも尖閣国有化を“馬鹿げた茶番劇”だと嘲弄された。
確かに日本人からすれば怒り心頭の思いで煮え ( たぎ )る義憤にやり場がない。
低俗にして偏狭な愛国心らしき心情が燃え滾り、斯くして戦争と云う侵略行為が起こり得ることは過去の歴史が証明している。
われ等が宰相野田佳彦氏は殊更“冷静なる対応”を強調する。
でも、国有化の当事者たる張本人が云うのも些か腑に落ちない。
もし本心からであれば、軽率の ( そし )りは免れまい、国有化なんかするべきではなかった。
政治家としての先見の明が、余りにもお粗末すぎよう。
わたしの思うには、賢明なる野田さんからすれば、決して本心からではない。
国論があの知事さんの英断と実行力に沸騰せんとするに際し、国家の祭主たるものが座視することは許されるはずがない。
万止む無く国が関与せざるを得なかった。いや、あの狡猾なる御方の思う壺に野田総理 ( は )まってしまったとしか言いようがない。
現に、この一連の騒動にマスメデアの前からあの方は雲隠れ為されたままのようだ。
これまた、実に腑に落ちないことではないか。
斯くも子供染みた大人気ない茶番劇の台本を書き下ろしたのが、彼の著名なる芥川賞作家とは実に魂消るではないか。
中国の要人が、このことをして“馬鹿げた茶番劇”と称したのだとすれば益々以って一触即発の事態と相成りはしないだろうか。
一体、我々凡人はどうすればよいというのだろうか。
わたしはどう見ても『相抜け』の極意で行くしかないと思う次第です。
日本には針谷夕雲と云う素晴らしい先人がいたのですから・・・