老いぼれの独り言

イメージ 1
 
連休も終わり生活のリズムは平常に戻った。
今日は久方ぶりに陶芸教室へ出向いた。
乾き切った「ぐいのみ」の素焼き工程は次週とのことであった。
第二作目は「ちゃわん」であるという。
粘土で棒状の「ひも」と称するものを作る。
何事にもコツがある。
此のコツを修得するには練習あるのみ陶芸では決して稽古とは云わぬらしい。
太さ長さの均等な「ひも」を逸早く作り上げるには修行あるのみである。
コツと云えばろくろに粘土を広げ同心円の切れ目を描く作業もなかなか難しい。
其処へ櫛目を入れ「ドベ」を塗り「ひも」を置く。
また櫛目に「ドベ」を塗り「ひも」を重ねる。
此れを四重に重ね合せ継ぎ目の境界を丹念に入念に押し上げ押し下げする内にわたしの魂までもが閉じ込められ他人の真似事ではない独自の作風の作品に早変わりしていったではないか。
その間幾ばくの時が経過したものか忘我没我の境地で一心不乱に没頭することが適うた至高の一時であった。
机間巡視の先生からも「なかなかやるね」「おもしろい作品ですよ」とお褒めの評価をいただいた。
ちょっとした面白味を味わった。
陶芸への関心が沸いてきた。
病み付きにならにゃよいのにと思った。