老いのひとこと

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愈々来週に出発日が迫った。


 幼き頃の、遠足の前日のような鮒釣りの前夜のようないそいそ感がいい。


 出発前の程よい緊張感とか期待感で彩られたプラン作りがなおいい。


 旅行社に頼る程でもない、家内も自前のもので充分だという。


 ●22日月曜日の6時発の「かがやき」に乗り7時5分には長野に着き善光寺さんをお参りし慌ただしいが、1154分発「はくたか」にて1328分に東京に着く。


 東京駅の直ぐ近くの「八重洲ターミナルホテル」に荷物を置いて先ずは増上寺へ行きついでに東京タワーを見てもう一つ欲張って六本木ヒルズまで足を延ばし東京駅に戻る。


 そして、広い構内をあちこち見物しながら夕食をとる事にしよう。


 東京にて一泊。


 


 ●23日火曜日は会期末を迎える国会議事堂を見たい、幸い参議院は予約なしに見学が許されるらしい。


 恐らく、取り巻く群衆の渦の中に吸い込まれそうになることだろう。


 その生の雰囲気を肌で感じ取って来なくてはなりません。


 是非、与野党の生々しい論議の激戦の場を垣間見なければなりません。


 次に新宿御苑へ行って最後には山岡鉄舟所縁の高歩院を確認しなくてはなりません。


 東京駅に戻りJR横須賀線に乗って大船に入る。


 二日目は「ホテルメッツかまくら大船」にて宿泊。


 


 ●24日水曜日は終日お目当ての鎌倉にて遊ぶ。


 先ず、大船からJR北鎌倉駅に移動し円覚寺を皮切りに東慶寺から日月堂花仙(みかづきどうはなせん)でどら焼きを食べ建長寺へ移り次いで鶴岡八幡宮では大銀杏の後継樹を見なくてはならないでしよう。


 最後に小町通りでお土産を探しJR鎌倉駅に到着するが休む間もなく江ノ電に乗り換えて長谷寺へ行き今を盛りに咲き誇るアジサイの花を見納めにして再び東京駅に急ぎ舞い戻り2012分発の「はくたか」に飛び乗ることに致します。


 2311分には金沢の人となり2333分発の「南部車庫」ゆき最終バスに十分間に合いそうだ。


 あとは麻糸がむだかったような複雑怪奇な交通網を如何に甲斐甲斐しく通り抜けるかにある。


 家内は自信があるという。


 わたしにはまったくないお任せするしかない。


 果たしてICカードとは一体なにぞや便利なものをいかに使いこなすか。


 出たこと勝負で行くしかないだろう。


 年に一度の骨休みのんびりしたい。


 と云うよりも波風連続のわたしたちではあったが今年は五十年の節目年、共々何とか漕ぎつづけた其の褒美の意味を込めた旅に致さねばなりません。