老いのひとこと

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無断掲載



参議選の宴が終わりました。


自公の圧勝、満面の笑みを漏らす安倍首相、改憲勢力が三分の二を飛び越え、愈々日本国は急変する。


念願の戦後レジュームからの脱却が現実のものとなりアクセル全開の始動準備がまさに完了した。


それを万雷の拍手で迎え入れる多くの国民がいる。


此処にもあそこにも、ほら向こうにも一杯いるぞ。


 


 


 


 


 


でもわたしは、どうも遣りきれない。


そんな時、「××離脱」という訳にもゆかず手短な桃源郷を求めて自転車で郊外を目指す。


其処は俗界から遮断された自分だけの別世界になる。


ある意味、現実からの逃避行が叶えられる。


 


先ずは、耳元をよぎる風の音に心地よく魅せられる。


強弱大小の音の変化を伴いながら下るに応じ上るに応じて又向かい風追い風に準じて音の質の微妙な変化を吟味しながらそば立てる。


全聴覚を研ぎ澄まし風の音の世界に閉じ籠もり一点集中する。


ややこしいいざこざを忘却させるに足る妙薬になる。


手っ取り早く極めて安価で実効性があろう。


 


其処へ小鳥の囀りが乱れ飛び心和む。


味気の無い騒々しいばかりのオナガの鳴き声ですらそんな時には愛おしく聞こえて仕様がない。


七瀬川のせせらぎは猶の事諸々の煩悩を洗い流してくれる。


もうニイニイ蝉のお出ましです、季節の移ろいを感じ取る。


 


次は都知事選、その陣容が勢揃いです。