老いのひとこと

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世間のことには疎い盆暗でした。


居て当たり前のような天皇さんをただぼんやり見るのではなく目を見開いて直視しなければならぬことを此の際はっきりと教えていただきました。


予てより、明仁天皇の存在は只者ではないとは思ってはいたが筋金入りの人物で在られることに遅ればせながら今ようやく気付かされました。


温厚そのもののお姿でありながら安倍政権に、そしてその後ろ楯であるあの日本会議に雄々しくも対峙なされたと云っても過言ではない。


驚きの一語です。


直に明言せずとも「生前退位」を意味するお言葉は日本国中に激震が走った。


政権側にも激怒と狼狽が奔ったともいうではないか。


近い日には新たなる有識者会議が動き始めることは必至でありましょう。


法改正が御題にのぼり憲法改正取り分け安倍政権懸案の9条改正問題が或いは宙に浮き立ってしまいかねない。


その意味からしても天皇を厄介なお荷物扱いにされるようなことが若しもあるとすれば極めて忌々しきことになりましょう。


そうならぬようにも心ある日本人は心して事の成り行きを凝視しなければなりません。


いずれにしろ、此の今上明仁天皇と今上美智子皇后は皇室史上類稀なる名君として歴史にその名を留めるは間違いない。


 


又しても、何も知らないものが烏滸がましくも軽率な事を口走り恐れ多いことだ。


 


何といっても両陛下の後ろには多くの国民から注がれる篤い信頼の気持ちが累々と重なり合っている。