老いのひとこと

イメージ 1
ー右足が右に流れて体重が載ってないー

金曜は居合の稽古日、暑さいとわずせっせと汗を流したものだ。
誰に気兼ねもなく独り稽古、元より居合はお一人様で事足りる。
もっぱら、制定居合十二本を黙々と独習する。
地獄の門前で閻魔大王さんに披露したいの一心なのだ。
ところが一本目「前」で血振りと同時に左の膝を浮かし居合腰で立ち上がる際にグラリとバランスを崩す。
直そうとすると左足が完全に撞木足になる。
さらに、納刀姿勢で体を沈めて行き両膝が音もなく着床させようと試みるが持ち堪えるのが非常に苦しい。
両膝の踏ん張りと大腿筋の劣化を痛感せざるを得ない。
悲しいかな加齢に伴う老化現象とは言え此の遣る瀬無い想い何処へ持って行けばよろしかろうか。
前と後ろと受流しの此の三本が鬼門だ。
閻魔さんには誤魔化しの手は通用しない。
門前払いを食らわばもう一度娑婆に舞い戻り亡者のまま形振り構わず稽古するより仕方があるまい。
 
まあまあアンタさんよ、そんなに齷齪せずに気長にのんびりやりましょうよ。