老いのひとこと

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冬の陽射しであってもやっぱしお布団干しは屋外に限る。


正月には大阪の孫たちもやってくる。


家内はせっせと背戸にでて布団を干す。


せめて温かいお布団に包まって一夜の宿を明かしてほしい。


家内はもとよりわたしらの達ての願い、隙間風吹き荒ぶあばら家ゆえせめて御寝んねの時ぐらいはふんわり温かく休んでほしいと願うのです。


 


昼近く、又しても家内の素っ頓狂な甲高き叫び声が響き渡った。


見れば無残にも干された布団が冬の驟雨に見舞われているではないか。


音もなく何の前触れもなく随分罪滅ぼしなことを仕出かしてくれたものだ。


びしょびしょだが幸いカバーだけで綿布団にまでは浸み込んでないようだ。


溜息まじりに大忙しで取り込むのです。


 


文字通り時雨の悪戯で昼過ぎにはスカッと晴れ渡りました。


お蔭で濡れたお布団も何とか元通りに乾いてくれたようで助かりました。


お正月が待ち遠しい。