市役所の医療保険課から封書が届いた。
恐る恐る開けてみればわたしの支払い済みの医療費が高額医療費の支給対象者になっているという案内状でした。
つまり、わたしの支払った医療費が結構金額が大きいので年収に応じた自己負担分以上の金額は公費で賄うように善処致しますというお知らせでした。
すなわち、わたしが必要以上に支払った金額分はお返しするので銀行の口座番号を役所まで通知しなさいと返信用封筒まで入っていた。
結構なことです有り難いことです御親切様とお礼を申し述べたい。
しかし、よくよく考えれば理解できたようでどうも合点がいかないのです。
わたしたちは常日ごろ極力健康に留意し医者に掛からぬようにセーブにセーブを重ねてきたはずです。
逼迫する医療財政に協力しようと医者へ行くのを抑えて来たにも関わらず斯くなる通知が舞い込んだ。
此れには些か驚いたしがっかりしてしてしまった。
社会保障費抑制に協力したつもりでいたのだが実際は然に非ず逆に迷惑を掛けていたとは恐れ入った次第だ。
福祉国家樹立のためには医療制度の充実は当然だが過剰医療とか薬漬け医療等の無駄を徹底排除してみなが納得する医療行政を創り上げていただきたい。