体操仲間のヤーさんから耳寄りな情報が入る。
公園裏手の雑木林に沢山お出ましだよと聞いたので早速伺えば在るは在るはまるで風呂敷を広げたように在るではないか。
其処には如何にも物知りそうなお方がいてこれはイッポンシメジだと解説する。
尤もらしく正月用に塩漬けにして万が一毒キノコなら爛れて原型を留めないので直ぐ分るのだと熱心に説明を頂いたのです。
わたしは頷いて聞いたのだが少なくともイッポンシメジではないことぐらいは判る。
イッポンシメジは明らかに毒キノコで塩漬けには及ばない。
例によりカメラに収め図鑑で調べれば「シロハツ」で在ろうことは凡そ見当がついた。
わたしは食べてみる気には至らなかったので自然史資料館で確認を執ることも省いた。
図鑑ではよく似た「シロハツモドキ」がいて素人は区別が難しいとある。
此のモドキの方は歴然として毒キノコらしい。
クワバラ桑原と云いたいところだが朝の涼風の中雑木林で一時を寛ぐのも悪くはない。