老いのひとこと

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後高山を水源とする小河川高橋川はやがて伏見川に合流し、そして犀川となり日本海に流れ出る。


その高橋川に馬替下橋が架かり、その橋の袂よりほど遠くない所に拙宅を構える。


朝な夕な散歩がてらにこの橋をよく渡る。


渡る度に川面を眺めて暇をつぶす。


雨上がりの濁流もいいがやはり清流をみればこころも和み清められよう。


大きな鯰が悠然と姿を現すかと思えばすばしっこい鮠が水面いっぱいに泳ぐ。


ほんの偶には亀にも出会える。


軽鴨の姿は絶えたことがないし岩燕が乱舞する日もある。


そういえばどうしたことか葭切( よしきり)のさえずりを聞かなくなった、だが一昔に比べれば大きく自然が甦りました。


地鮎が遡上するまで水質がきれいになりました。


此処最近日ごとに成長し4~5寸は在ろうアユが群れを成す。


時折、白鱗をひるがえすその瞬間を捉えようとデジカメを試みるがなかなか巧くはいかない。


年甲斐もなく恥ずかしいがむかしを思い返し竿を操ってみましょうか。


わたしはドブ釣りしか知りません。