老いのひとこと

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スズキの原付バイク「レッツⅡ」に乗ってもうかれこれ20年近くになろう。


走行距離が4132kmなら年間200km程度乗らぬに等しいと云ってもいい。


偶に乗って畑へ行く、何故かしら車輪がぐらつく感じがする。


車軸でも外れたら大変だろうとゆっくり走る。


畑を終え車輪のぐらつきを確認すれば何のことはない後輪のパンクではないか。


原因判明、幸い購入先の井波バイク店までは然程でもない。


しかし幾ら近いと云えども2km弱を押して行くは大変な労作、況してやパンクの車は非常に重い。


でも厭わず弱音を吐かず老骨にムチ打つ。


やっとの思いで辿り着き点検を受けるがパンクはしてないという。


よくあることで風船がいつの間にか萎むように空気が抜けたのでしょうと店主はおっしゃる。


此の車種は丈夫で故障知らずの我ら業者泣かせのスズキのバイクだよと云って笑われる。


しかし、喜びも束の間でした。


其の日の夕刻、もう一度畑へ行こうと見れば何と早くも抜けているではないか。


噛まされたか根畜生、再度奮発して2kmの道のりをヤケクソ気味に押し捲った。


同じような点検作業がより慎重に執り行うがやはり異常は見当たらないという。


石鹸液のような薬剤を吹き付けて調べるが穴はないという。


念のために虫を取り換えて置きましたと云う。


どう見ても此のお店のマスターは誇り高き御方らしく見落としを認めようとはなさらなかったようです。


道理で虫の原価も手数料も何も請求なさらなかったのです。


スズキのバイクに此のお店ありです。


お陰様でまだ当分乗れそうです。