老いのひとこと

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食欲の秋と云う、天高く馬肥ゆる秋ともいう。


美味い物をがつがつお口に頬張ればよいのだが齢がいけばそんなわけにもゆくまい。


何かと自己規制の縛りよろしく制約が伴なうのです。


倹しいものでいい、手に入る秋の食材をちょっとだけ口にすればそれでよい。


先日他人様からヌカゴを頂く、別の方から真っ白な新米を少々戴いた。


早速家内はぬかご飯を炊き上げてくれた。


我が家にては白米飯はめったと目に出来ない御馳走になろう。


うまい、心ゆくまで食欲の秋を満喫する。


 


さて、何分噛め噛め運動を推進するものとしては白米とて玄米以上によく噛み込まねばなりません。


噛めば噛むほど味が出る納豆一粒とてシラス干し一匹とて口の内で確認しながら乏しい歯ながらも噛み砕く。


そして唾液と共に呑み下す。


お酒とてちびりと含みて転がせて唾液と共に呑み乾す麹の香りが実によい。


整腸剤ヤクルトとて舐めるようにして喉を潤し唾液と一緒にいただきます。


お医者さんがよくおっしゃるではないか、唾液にこそは最良の消化酵素が含まれますとよく言われます。


さあ、今年も食欲の秋がやってきた。