老いのひとこと

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隣接する野々市市に立派な図書館が新装オープンした。


泉野図書館へ行くよりはるかに近い、散歩がてらに顔を出してきた。


広大な敷地に超近代的建物、モダンさを誇る。


間仕切りを取っ払い広々としたオープンスペース、目にする職員も閲覧中の野々市市民もえらくモダンに映るから不思議だ。


でも未だ書架には空きスペースが目立ち間違いなく発展途上中の新興図書館の感は強い。


アカデミー賞受賞作「千と千尋の神隠し」の原画を担当した米林昌宏氏は外でもないご当地出身であるのだという。


館内の一角には氏独特な画風の童画が所狭しと展示されていた。


北陸の小さな地方都市の原風景がこと細かに実に繊細なタッチで生々しく描きだされていた。


牧歌的な昔の光景を思い返しながらノスタルジックな心境にしっとりと浸ったのです。


貸出業務の無人化、省力化にIT化と効率化を兼ね備えた自動貸し出し機の設置も奇抜かつ斬新だ。


時の経過を忘れて滞在したら夜のとばりが下りていた。


さすがまだ街燈少なし道に迷い野々市の街中で迷子同然、帰巣本能までもが狂ってしまいそこらじゅうを行ったり来たり右往左往する有り様。


年寄りの自転車に乗っての夜道走行、危なかしったら見ておれない。


空には雪待月が見下ろしている。