老いのひとこと


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座敷の障子が開かない閉まらない、動かない。

固形ワックスを敷居にも鴨居にも塗り手繰ったがやはりダメ、仕方ないので木槌を持ち出し竪桟の上と下を交互に叩いて数ミリづつ移動させ漸く閉めた。
またまた寒気が忍び寄り雪が降り冷たい隙間風が吹き荒ぶだろう。
木槌振りふり障子を閉める。
様にならぬが仕方がない。
敷居に車のジャッキーを宛がい適当な角材で鴨居を無理やり引っ立てて障子戸を外し上桟と下桟にサウンドペーパーでも掛けて磨き上げれば良いのだがなかなか大層なので春まで待とう。
いや、春になれば屋根雪も融けて自然治癒に向かい元通りに復元致しましょうぞ。
40年近いあばら屋ゆえ随所に傷みが散らばるのです。
驚くほどでもない此れが分相応な生活なのでそれでいいのです。