一気にまさに駆け足で春がやって来た。
逸る気持ちに急かされてバイクを引っ張り出すが掛らない。
キック踏み込み脚力劣化で掛からない。
天を仰いで嘆いていたら通り掛かりの紳士が代わりましょうかと助け舟、助かりました掛かりました。
ひとシーズン振りに「やっさん農園」をみれば資材置き場の仮設テントは無惨にも倒壊するもこればかりは止むを得ない。
分厚い雪の下で耐え忍んだか細き生命力はいま春の陽光を浴びながら精気を呼び戻さんと上目づかいに外界に目を注ぐ。
間を置かずにやがて根が動き地中に這い出せば新芽も萌えいずることでしょう。
せめてもの手助けに追肥を施しましょうよ。
素人目にも、そら豆の苗の生存率歩留まりは極めて良好そうなのに反し線香花火のような玉ねぎは消滅し去り生存率はどうも五割を割りそう。
さあ野良仕事、やっさんからの伝令が近日中にも届きそうだ。
採り残しの白菜1株と小大根でも野菜高騰の時節がら大した値打ものになりそうです。