無断掲載
両首脳が歩み寄り笑顔で握手を交わす歴史的瞬間を目の当たりにすることができた。
ソウル近郊のプレスクラブにはどよめきが走り大きな拍手に変わったと報ずる。
金委員長が文大統領の手を取り再度境界線を跨いで北鮮領にて手を握り合う場面には更に一際高いどよめきと盛大なる拍手が起こったのだと報道陣は伝える。
世界各国の記者たちだけではない。
平和を待ち望んで已まない多くの地球上の住人たちがいることは間違いない。
その時わたしの胸もときめいた。
かりそめにもこれが虚構で終わってはいけない、いやそう在ってはならない。
弱冠三十幾歳にして謙譲の意味合いをちゃんとわきまえていた。
然も咄嗟の機転を利かせる余裕の人でもあった。
取り分け原稿なしに三分間スピーチを遣り遂げる力量には此れ驚くばかりだ。
両国の良識が噛み合い友好の絆をさらに高め合ってほしい。
NHKはもとより報道各社挙って放映していたがあの一瞬を捉えた日本人の表情を映し出した場面に出会うことが出来なかったのは寂しいことでした。
やはりどうしても拉致問題が喉の奥に引っ掛かる。
案の定言及も記述もなかったと云う。
云うまでもなく此れ直談判するしかない事ぐらい判りきっているではないか。