老いのひとこと

イメージ 1


イメージ 2



今回の教養講座は宗林寺のお坊さんのお話でした。


例によって宗教音痴には道に迷いそこらじゅうで右往左往するばかりです。


でも今回は何故かしら心にずしりと覆いかぶさる得体知れない何ものかを感じ取った次第なのです。


それもその筈、実は今日のお坊さんの話しを聞くわたしたち受講生は恰も嘗ての巣鴨拘置所A級戦犯の方々が阿弥陀の教えを心震わせながら聞き入った其の場面そのものの再現だったのです。


只ひたすら阿弥陀に身を委ね救いを求めて念仏を唱える他力本願を切々と訴えられる。


物静かなお声ながら渾身の力を込め身ぶり激しく口角泡を吹く勢いで力説される。


圧倒されるばかりの迫力であった。


真実、極楽浄土へ往生できる錯覚にすら追い詰められてしまった。


祖父の血をひく今日の住職さんは罪深き我らを救わんと今を一心にお説教に没頭なされた。