老いのひとこと

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以前認知症予防に一人じゃんけんが役立つ話を聞いた。


時々思い出してはやってみるが効を奏しているとはなかなか言い難い。


或る時我が左の手でパアを出してみるがどうしたことか中指と薬指がくっ付いたまま開こうとしない。


右手は難なくできるのに左がままならない。


脳神経から指を開けと幾ら緊急指令を出しても従ってはくれない。


明らかに伝達回線に異常を来たすが仕方があるまい。


何か悪しき予兆かも知れぬが逝かば諸共でいいじゃないか。


併せて不気味さを感じたのは左手の小指の長さが右に比べて1センチ弱長いではないか。


確かに奇形に違いなかろうが驚くに足らぬ


思えば暇さえあれば竹の棒を振り回して悦に入る。


柄頭のギリギリを左手小指半掛けにして「右足攻め入り正面打ち」に打ち興ずる。


我が分身如き愛用の手製袋竹刀が図らずも我が左小指の成長を促してくれた。


どんな姿かたちであれ努力の成果が見えたのだから心配するには及ばなかろう。