老いのひとこと

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教材となる史料が宛がわれた。
恥ずかしながらチンプンカンプンでからっきしダメ見覚えのある文字もあるが大意がつかめぬ。
処が有り難い事にくずし字を活字体に直した資料が添付されているではないか。
おまけにふり仮名つきの読み下し文まで添えられていて大助かり。
成る程、原文と活字体と読み下し文を並べてみれば確かに何とか納得がいく。
講師の先生は曰く、いくら三者を見比べてみても勉強にはならないとおっしゃる。
ノートに自らの文字で書き直し確認してこそお勉強だと強調なされる。
その時わたしは思った。
好し、此の原文をお手本に毛筆でしたためてみよう。
書写のお稽古にもなろう。
書道では此れを臨書と呼ぶらしい。
文字の形や筆運びの書法をそっくり真似て書写したつもりだが似ても似つかぬ下手糞文字にしかならなかった。
当時は村方三役の下にも祐筆なる書記官がいたのでしょうか。
兎に角むかしの人は筆が立つうますぎです。