「案ずるより産むが易し」の諺通りであって胸を撫で下ろしたところです。
免許証更新に伴う認知症機能検査へ行って来た。
とにかく気に為る、80歳で4割がそれに該当すると云う。
自分だけは例外だと言い張る根拠は何処にもない。
記憶力と判断力を調べるのだとと云う。
危険性が有るか無いかを判断する能力を検査するのならよく解かるが記憶力が運転術にどう関わるのかはわたしにはどうしても理解しにくい。
物品が四つ一組のパネルを四枚見せられ合計16個の品物の名をよく憶えなさいと言われる。
そして、別の設問があってそれに夢中になればどうしても記憶が薄れる。
その時を狙ってさあ16個の品物の名前を順不同でいいから全部思い出しなさいと言われる。
もともとわたしはオツムの悪い子で此の歳に至ればなお更拍車が掛りましょう。
思い出そうと額に油して努めるが半分も出てこない。
落胆し切ったがその次の設問は
鳥の名はとか花の名は何でしたかとヒントが入ったお蔭で何故かしら苦も無く16品目名がスムーズに出て来たではないか。
やれやれ、今宵は何はともあれ前祝の杯を上げることとしよう。