老いのひとこと

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春の日のつぶやき
 
道知事選の告示が21日でした。
奇しくも同じ日にNHKは「遙かなる山の呼び声」を放映した。
此の両者とも北海道を舞台にして演じられる。
 
 
あの山田洋次さんが創られドラマです。
母べえ」を創ったあの山田洋次作品だったので興味を抱いて鑑賞した。
阿部寛さんが扮する主人公は脛に傷を宿す人物として描かれる。
北海道の大自然と溶け合うように民子と武志の母子が見事に主人公耕作に馴染みゆく姿が
淡々と描写される。
見る者のこころと登場人物の気持ちがぴったり一つになる素敵なドラマでした。
ラストシーンでは耕作の刑期が終えるまで民子は待ちますとの愛情表現でハピーエンドとなる。
暗い過去の罪業を背負う男が過去を自ら清算し償い一脈の明るい未来を掴む人間ドラマがそこにあった。
 
 
思い返せば此の道知事選にも脛に大きな傷を持つ人物が間違いなく立候補した。
 
 
同じ21日の日に北海道の大自然を背景に二人の男の異色の脛の傷を見せ付けられてわたしは複雑な心境に陥りました。
 
 
一度の挫折に挫け果て消え去るものも確かにいるでしょう。
片やおのれの失敗を生きる糧として乗り越え生まれ変わる姿は実に神々しい。

 
 
さて後者の向う脛に深傷を背負うものを有権者は如何様に判断なされるものでしょうか興味は尽きない。