老いのひとこと

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舛添知事さんは詰め腹を切らされてしまいました。
これも聡明なる知事さんご自身の高度な政治的判断に依るものなのでしょうね。






東京都の知事さんの公私混同劇から目を離せない。


面白いと言ったら言葉が悪いが詰まらぬテレビドラマよりスリルとサスペンスに満ち満ちている。


お正月の家族団らん費を政治資金で落とそうとしたが拙いので事務所関係者らも同席したと言い逃れしたが追及されるとそれは出版社の社長さんであったと言葉を二転三転と翻してしまった。


それは誰だ、名前を云え、齢は幾つくらいだ、男か女かと問い質せば舛添さんは政治家の信義だと称して決して口を割ろうとは為さらない。


恐らくは作り話なので架空の人物名を云うわけにもいかずおのれで墓穴を掘ってしまった。


とうとう最悪の窮地にまで追い詰められてしまったではないか。


6月6日は起死回生の逆転劇を企んで元東京地検検事の肩書の弁護士さんらから証言を貰ったが「違法ではないが一部不適切さが残る」の曖昧証言で返って疑惑は深まるばかりではなかったか。


つまり火に油を注いでしまい最早収拾が付かなくなってしまった。


それに気付いたNHKは舛添援護の報道を非情にも打ち切ってしまったではないか。


参議選への影響度強しと官邸の意中をおもんぱかり舛添報道をシャットアウトしたのでしょう。


現に7日の代表質問も8日の一般質問もNHKは放映を控えた。


13日の集中審議には午後2時25分から45分までの20分間に止めている。


自公が推した都知事があからさまに糾弾される場面を見るに忍びず茶の間から遠ざけた。


それに引き換えCS放送TBSニュースバードは開始から終了まで「国民の知る権利」に応えてくれていた。


NHKvsTBSのどちらの方が公共放送の事業体としての自覚と責任をより的確に把握しているかがよく分かる。


答えは明らか、実に何とも不思議でならない。


都知事は不信任案提出日をリオ五輪終了までの猶予をと嗚咽を交えて訴えられたと報ずる。


知事の首を引っ掻くだけが目的ではなかろう。


何処とん疑惑解明を計った上で然る後に法の手続きに従い粛々と処すればよいではないか。


辞職か解散か又は失職しご自身が再度立候補為されようがそこはご本人にお任せ致せばよい。


偏差値抜群で幾らお頭の回転早く明晰であられても


それだけでは人間、評価ができないことがよくわかった。


況してや政治家には信義より常に謙虚で真っ正直であらねばならないと思った。


「正直の頭に神宿る」というではありませんか。