二番煎じに過ぎません。
この事が胡錦濤の琴線に触れただけではなく激怒の果て最悪の事態に迄至った。
閣議での異論噴出の報道は何処にもない。
全会一致で事もなく決まったとすればまったく話にもならない。
どうなっているのだ。外相や外の閣僚から何のアクションもなかったとすれば大変な驚きだ。
今見るこの事態を事前に予見する人物が閣内にいなかったことは余りにも政治家としての危機意識が乏しすぎはしまいか。
野田さんは多くの国論を排して消費税に挑戦しＴＰＰに立ちはだかった。
信念を貫かんとする政治姿勢は大いに是とした。
国論が沸騰し右傾化に拍車が掛かり歯止め利かないと見た総理は、この国論に便乗してしまった。
離党者続出し支持者は離れ去り政権支持率低迷の中、総選挙惨敗の悪夢を掻き払わんとこの右傾化国論に相乗りし延命策を講じた。少々どころかだいぶ、情けない。
世論調査と云う国論に翻弄されることなく、あなたの信念をなぜ貫き通さなかったのか。
せめて、あなたにだけは先を見る目がほしかった。
“馬鹿げた茶番劇”を書いたといわれるあのお方は、この“惨劇”にまで至った日中関係をも見通したはずだ。
賢明な作家で居られるので、その打開策も構想に御有りのこととは存じ上げる次第だが何故かしら最近お姿が・・・
片や野田さんは、まさか胡錦濤の前で頭を下げるわけにはいかない。
でも野田さんはメンツを捨てて、もう一つの国民会議を開いて、各界の叡智をかき集めて打開し解決する為の国策を逸早く樹立する責務があると思う。
狭苦しく泥臭い政治の世界の対立を瓦解する賢明なる手立てを、尾高忠明氏をもまじえた一億日本人の知恵を結集する時だと思う。
其処には、当の石原さんも橋下さんも志位さんたちも丸るく円卓を囲んで解決策を講じてほしいのです。
お互いの主義主張を超越した「和の交響曲」聴かせてほしい。
若し何らかの妥協点が見出されれば、少なくともこの点に関し日本人が一つになれた。
まさに「災い転じて福となす」となる。
日中両国にはそれぞれ各人各様さまざまな愛国心はあろうと思うが、和やかに妥協し響きあう音はないはずがない。
野田さん、やっぱりもうしばらくあなたの出番が続きますよ。
コンダクトをとってほしいのす。
