老いぼれの独り言

イメージ 1
 
 
死んでしまった我が仔の齢を幾ら数えてみても始まらない。
民主党政権が自身の墓穴を掘った確たる一つが尖閣問題に違いない。
先月のとある日の新聞に時の官房長官仙谷さんが中国漁船の船長を処分保留のまま釈放したのは菅政権首脳部の政治的判断だったと開陳し暴露した。
頑なにあれは那覇地検の独自の判断と逃げ回る姑息な政治手法が命取りになった事を仙谷さんは素直に認めた事と相成ろう。
弱腰へっぴり腰柳腰と国民世論からの揶揄や逆風が吹き捲くろうが毅然たる態度で日中間の対立、摩擦を回避する政治姿勢に徹すべきであったのではないのか。
その延長線上にあればあの愚かな尖閣国有化の暴挙には至らなかったことになりましょう。
策士石原さんが建造せし泥舟に野田さんともあろうお方が軽率にも乗り移ったものだ。
呆れるしかない。
閣議で異論百出どころかすんなりと全会一致とは驚くばかり。
民主勢の大敗惨敗はその時点で見え見えだったことになろう。
此の仙谷さん程のお方なら「老子道徳経第6章」のことぐらい先刻ご承知のはずだと推察したい。
基本線に弱腰外交の旗印で政権運営を貫いていたならばと実にくだらい愚痴を説くほど馬鹿げたことはないのだが本日の新聞を見て率直にそう思った。
何ら隠し立てすることなく正々堂々と弱腰外交を国是として政権運営を敢行すればよいものを重大な錯誤を仕出かしましたことですなあ━━━
民主党さんよ!