老いのひとこと

閉会中審査を見て思う事

 

岸田総理は「国葬」を閣議で以って強引に決めた。

国葬」であらねばならないその理由付けを四点に絞って繰り返し繰り返し強調する。

そして、其の法的根拠として此れまた「内閣府設置法第4条第3項」が何度となく繰り返された。

随分と強引なるこじ付け論が幾度となく耳にタコができるほど聞かされた。

 

当然なことながら賛成討論に組するは「自民党」「公明党」「国民民主党」に態度保留の「日本維新の会」も加わることを決定づけた。

 

国論を二分させるまでして「国葬」という危険な橋を目論む岸田総理の本当の思惑は恐らくは野党分断にありはしまいか。

今後の政権運営、取り分け憲法改正論議を軌道に乗せる為にも野党の与党化は必須要件と相成ろう、其れを決定づける今日の閉会中審査であった。

 

既に「日本共産党」「れいわ新選組」「日本社会党」は「国葬」に反対し臨席拒否を言明した。

 

問題は「立憲民主党」の去就になる。

代表自体が日和見的態度に終始し曖昧さが益々加速する政党ゆえ明日以降の党議がどちらに傾くかが見物だ。

何れにしろ此の「立憲民主党」の内部崩壊だけは避けねばならない、岸総理の思うつぼに嵌まってはならない。

発足したばかりの新執行部の顔ぶれに期待するしかない。