三枝叔母の御主人幸一氏とは、生前の面識はない。 戦前戦後における肺結核はまさに不治の病で、子規の「病床六尺」を彷彿とさせ実に重苦しい。 叔母は、地団駄を踏んでストレプトマイシンの投与に至らなかった非力さと不甲斐なさを悔やんだ。 没落士族の村…
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