⑯ 9月3日月曜夕刻高安軒へ赴きりりの遺骨をおもむろに納骨壺に収める。 不注意にも原形をとどめる頭蓋骨を打ち砕いてしまった。 生前のりりの頭部に間違いがない。苦しむさ中擦りつづけたりりのあの小さな可愛い頭に違いない。 あの憎むべき腫瘍の患部が増…
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