2012-12-10から1日間の記事一覧

うらなりの記《108》

⑭ 私は高校三年の秋たけなわの頃に、母と同じ国立金沢病院の精神科病棟へ入院した。 入院せざるを得ない羽目に陥っていた。 むしろ、自ら率先して治療に専念するべく決意したことになろう。 対人恐怖症という神経衰弱であると診断され、鉄格子入りの精神病…