老いのひとこと

さん

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未曽有の巨大台風が刻々と接近し伊豆半島に上陸、首都圏を縦断したものの三陸沖へ逃れてくれた。

とりわけ15号で罹災されしお方々には更なる追い打ち、神仏からも見放されしその境遇は察するに余りある。

どうしたことか此処加賀の地は霊山白山・立山の山懐にある所為か比較的安穏にやり過ごせたようだ。

地の利とでも申すのでしょうか。

 

それにしても此の異常気象はまさしく激しく警鐘を打ち鳴らす環境少女グレタさんの指摘が的中したも同然ではなかろうか。

テレビは終日詳報を伝えつづけた。

 

「備えあれば患いなし」、家内は浴槽に水を張った。

断水を懸念しての事だろうが白山が崩れ落ちない限り先ずは心配はなさそうに思えるのだが。

ところが湯ぶねの水が無くなったと嘆く。恐らくは排水栓が緩んでいたのでしょう。

何を思ったものか家内は非常時携行品の総点検を始めた。

リュックに詰め替えるのだという。

貴重品をバックに入れ枕元に置く。

ポリ容器の水を二階へ上げたが事なきを得て何よりだった。

 

鋭い爪痕を残したまま立ち去った。

目を覆うばかりの惨状に唖然とする。

荒れ狂う大自然の猛威、此れ自然災害と人は云う。

為政者よ、災害復旧当然なれど

もっと遠い究極的遠因を探れ。

環境少女が叫んでるではないか。