老いのひとこと

下手糞なりに陶芸の遊び心と幽玄境にひたり至福の一時を満喫する。

たたらで香炉と一輪差しをつくってみた。

一連の一貫作業を如何に手際よく無駄なく合理的に熟して行くか確かに此ればボケてる暇はない。

先々の先を読んでてきぱきと感覚を回転させ指先を正確に操作するかに掛かる。

此れぞ、忘我没我の無の境地で冷え込んだ作業場で汗を掻く。

此れまさに武道の心境に相通じる。

如何に正確に寸法通りに切断しドベを塗り崩れないように接合するか或る意味時間とも勝負をしなければならない。

スリリングな快感・醍醐味を贅沢にも独占することが出来るのです。