老いのひとこと

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恰も手に取るように密室での緊迫した場面を彷彿とさせる。

急転直下、森友訴訟での原告側の請求を財務省は受け容れる書面を呈示したと云う。

法廷は騒然となり裁判官は狼狽の色隠せず呆気にとられ別室に籠ったと新聞報道は伝える。

然すれば自ずと密室での密談の当事者は

財務官僚の輪の中央に時の政権中枢を担う複数の人物が臨席したは想像するに難くない。

にもかかわらず、新聞報道によれば鈴木財務相は事務方より相談を受け省内で検討の上決定し岸田首相へは事務方より報告させたとある。

国家を震撼させるに足る重大案件を事務方官僚だけの采配で決せられる筈もなく最終決断を下すは当然ながら最高指揮官であったのではないか。

虚偽が罷り通る、実に白々しい。

文書改竄の真相を闇に葬り幕引きを図る卑劣極まりない政権内部の黒幕を徹底的に糾弾いたさねばならない。

赤木夫妻の遺恨を晴らすためにも何よりも腐り果てた自国の議会制民主主義を確と寄り戻すためにも良心を宿す輩は悉く皆で奮起いたせ!

まさか、又しても忖度劇が横行し始めたわけでもあるまいに、しかし悪夢が走る。

官僚たちが現首相を、現首相は元首相を忖度する忖度合戦が連鎖的に反応したわけでもあるまいに、でも変な悪夢が間違いなく蘇える。

真っ当なる健全野党の皆さんの奮発に期待します。

しっかり頼んまっせ!