2022-02-20 老いのひとこと 凍える寒さの中にも漸く春の兆しが忍び寄る。 好天の昼下がりに残雪踏み分けブロッコリーを摘む。 秋の収穫後に小っちゃな脇芽が伸びてもう小花を付ける。 店頭には並ぶことのない廃棄物同然の切れ端を 摘みとり夕餉の食材に供した。 寒風にさらされ雪の下に閉ざされた真冬の重圧を撥ね退け陽春の生命力が今まさに芽吹いている。 愛おしい気もしたが早春の旬の味が堪らなく美味いではないか。 家内はすき焼き風に煮込んであのシャキリとした歯触りはあの入歯装着では決して堪能できなかろう。 入歯なしでこそ味わえる旬の味を満喫した。 トリスのロックが一層味を引き立たせる。