老いのひとこと

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吉村府政のコロナ対応の適切さを褒め称える世論に支えられ「身を切る改革」を標榜する日本維新の会は昨秋の衆議院選で大躍進した。

取り分け、維新票は大阪府下の議席を殆ど総なめする勢いで席捲した。

こよなく大阪府民の多くは維新びいきに洗脳され燎原の火のごとく党勢を広めた。

 

然すれば此のオミクロン禍に於いても天下に善政を敷く吉村府政の下ではさぞかし行き届いたコロナ対応策が講じられているやに思いきや全然真逆の挿話を耳にしてしまった。

 

発熱外来で陽性が判明し自宅療養を指示された我が孫は別室にて隔離同然の状態に置かれた。

当然濃厚接触者の家族は自宅待機となり学校も仕事も休まざるを得ない。

府下のコロナ感染者数にカウントされたのにも関わらず最寄りの保健所から誰一人訪れる者もなく指導や指示等の連絡も一切ないのだと云う。

地域住民の生命を保護し看護致すべき保健所が本来の機能を全く発揮することなく放棄したも同然の実態を垣間見てしまった。

「身を切る改革」と銘打ち公務員の人員削減策に積極的に乗り出し、其の実績が大いに買われ府民からの絶大なる支持を得た筈の其の実態が斯くなる貧弱な保健所行政でしかなかったのだ。

コロナ対策を世のメデアから絶賛された筈の吉村府政ではあったが如何にも腑に落ちない。

何かしら大きなまやかしに出逢ったような気がしてならない。