老いのひとこと

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今日の朝刊の一面トップ記事に「高齢者ワクチン7月接種完了」とでかでかと掲げられる。

昨日接種予約を頂いた8/18~9/8とは大きな齟齬があるではないか。

社会の公器たる新聞は何よりも眞實を報ずる事に使命がある筈だ。

此の実態との隔たりを如何様に釈明いたすのか。

よくよく記事に目を通せば県の担当者によれば県内の市町村で「7月中に打てない」と回答した自治体はなく何れも「7月中には打てるようにする」との回答を得たことを根拠にして今日の一面トップ記事を練り上げたことになる。

当事者への直接取材ではなく第三者を介した間接的または間間接的な根拠の曖昧なしかもあやふやな取材に過ぎぬではないか。

まさか「7月接種完了」の総理公約を忖度し其のお先棒を担いだような曖昧な自治体からの回答を鵜呑みにしたような記者さんだとすれば話にならない。

なぜ記者なら記者らしく自分の足で接種予約状況の実態を具に実証してくださらなかったのか、踏査すべきではなかったのか。

読者を戸惑わせるような記事は「社会の公器」に照らしても甚だ困るとしか言いようがない。