老いのひとこと

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野々市の富奥地内にAコープと云うスーパーがある。此処へは時折、玄米や樽詰め焼酎を買い求めに行く。

偶々今日は風こそ冷たかったが快晴と来たのでママチャリに跨りお出掛けした。

自転車は車両扱いとは云えさすがに鶴来街道は怖い。

車道を避けて歩道を走るのだが兎に角狭い、車道を行くより歩道が怖い。

粟田の交差点に出て何んとか命拾い、今日はジャガイモの種イモを購入し帰路に就いた。

店を出て直ぐの交差点で信号待ちし歩道を渡ろうと停車し左の足を地面に付けようと爪先を伸ばすが届かない。

拙いと思うや否や我が体は車体と共にゆるゆると左へ傾きドスンと横倒しと相成った。

幸い左側頭部が地面に強打することはなかった。

左膝辺りに擦傷を負ったようだが他の部位には差ほどの痛みがない骨折は免れたことを意識した。

我が視界には別世界が映る。

車が一台止まったようだ。

うら若き美しき女性がお二人わたしに覆い被さるように「大丈夫ですか」と繰り返しわたしを抱えようと手を差し伸べる。

それを知ったわたしは我に返り「大丈夫です」

「有難うございます」「本当に有難う」と虚勢を張って元気のよい声を張り上げ立ち上がった。

わたしは天使に出遭い天使に助けられたような気持ちがする。

 

今後、停車の折には必ず地形を確認し左斜面が低い箇所は絶対避けねばならない。

今日は生きた教訓をゲットした。