老いのひとこと

 

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寒気がゆるみ花々が咲き初める。

公園の陽だまりには園児たちが嬉々としてたむろうが心なしか幼児らしき覇気が見当たらない。

ハチャメチャに飛び跳ねる子もスットンキョウな奇声を発する子も居ないようだ。

みな従順に順応するお利口さんばかりだ。

画一的で個性を引き延ばそうという方針が全く見当たらないのです。

恐らくは当園の方針なのだろうが或いは保護者からの要望が在ったのかも知れない。

其処へヨチヨチ歩きの別動隊が合流したようだ。

みな赤帽でお決まりのユニホーム、列を乱さないように何んと張られたロープの中に囲い込まれたお姿だ。

みな一様に元気がない笑顔がないお顔の表情が強張っている。

髭ずらの爺様が「お早う今日は」と笑顔を作って手を振れどもみな無表情のままとぼとぼとまるで囚人が何処かへ連行されるかのように行く。

周りには監視員らしき保育士さんたちが取り囲む。

園長さんの意図する管理保育が今粛々と執り行われている。