老いのひとこと

 

枝野さんの頃の衆議院選挙で野党共闘を組んだ日本共産党は大々的に政権交代を表にひるがえし選挙戦を戦ったが枝野立憲共々大敗を喫した。

あたかも明日にも政権交代が実現するような誇大妄想的構想が良識ある中間層の戸惑いを誘うばかりか恐れをなしてみな縮み上がり離散していってしまった。

在り得るはずもない事が在り得るかもしれない幻想で民衆を幻惑した志位共産の罪は大きい。

どのような総括をしたかは知らぬが少なくとも枝野さんは責任を執って代表の座を降りたが志位さんは何故かしら居座りつづける。

 

今、党首公選制の狼煙を挙げた異端の士は袋叩きにて抹殺除名された。

志位さんはおのれの絶対体制を頑なに防禦し赤旗で包まれた貝の中に身を潜め大海原の洋々たる大海を決して知ろうとはしない。

 

偏狭な教義で志位体制を絶対視する唯我独尊的体質が此処当分は改善する兆しが望めそうにもないので此の際此の一件を機に久しく読みつづけた赤旗日曜版の定期購読から身を退いてみようかと目下逡巡いたすところである。

 

一途に正論を吐きつづける姿は了とするのだが此の政党には未来に拓ける明るい展望がどうしても見出し難く余りにも堅物すぎて近づき難い。