老いのひとこと

取材用愛用カメラIXY200の調子が可笑しい。

レンズが半開きで被写体の上下に影が出来る。

寿命にしては早すぎよう、ぶつけても落としても居ないのに欠陥商品ならクレーム付けようと意気込んでカメラのキタムラへ持ち込めば清掃料金1100円で即時に直してくれた。

ところが直ったのだが今度はシャッターを押せば瞬く間に同じ場面が数枚連写されてしまう。

知識に乏しい老生は又また意気込んで伺えば此れまた瞬時に直ってしまった。

何のことはないシャッターボタンの右隣に米粒より小さなボタンがあり其れをば左に寄せるだけで正常に戻った。

基礎知識を学ぼうとはいない半ボケ老人は実に始末に困るのです。

家に帰りポケットから取り出した矢先に迂闊にもコンクリ―の路上へ愛用機を直撃させるドジを踏んだ。

幸いシャッターが開いたので事なきを得たようだ。